【考察】トゥワイスの個性を奪えばオール・フォー・ワンは簡単に世界征服できたんじゃない?

 『僕のヒーローアカデミア(以下、ヒロアカ)』作中屈指の最強”個性”キャラクターの一人であるトゥワイスこと分倍河原仁。なぜ彼の”個性”をオール・フォー・ワンは奪わなかったのか。奪えばいとも簡単に世界征服をできたのでは?
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 ヒロアカ読者なら誰しも一度は考えたことがあるだろう。なぜオール・フォー・ワン(以下、AFO)はトゥワイスの”個性”「二倍」を奪わなかったのか?「哀れな行進(サッドマンズパレード)」をAFOが行えば一瞬で世界征服が完了する最強技だ。

トゥワイス無限増殖

 今回は、なぜAFOはトゥワイスの”個性”「二倍」奪わなかったのか?について考察する。

注意:単行本27巻-No.266「Happy Life」までの内容を含みます。(アニメ化済み)
二人の”個性”について

 考察を始める前に、トゥワイスとAFOの二人の”個性”を再度確認しよう。”個性”の詳細を知ればイメージしやすいだろう。

トゥワイス(本名:分倍河原 仁)
トゥワイス

 ”個性”二倍。一つのものを二つに増やす。増やすのに必要な条件は、対象を明確にイメージすること。イメージが不完全だとゴミが出る。耐久力が本物とは異なり、一定のダメージを受けると泥のように崩れ落ちる。

 同時に増やせるのは二つまでで、二つ目は一つ目より崩れやすくなる。自分自身を増やすこともできるが、過去のトラウマが原因で増やせなかった。

オールフォーワン(本名:死柄木???)
オール・フォー・ワン

 ”個性”オール・フォー・ワン。他者の”個性”を奪い、自身の”個性”とする。他者から奪った複数の”個性”を個別で使用できるだけでなく、複合させて使用することもできる。また、その”個性”を他者に与えることもできる。

 ”個性”の与奪は異形型にも適用され、相手の頭部に掌を置くことで個性の強奪・付与を実行する。しかし、他者へ付与する場合は、個性因子の負荷に耐えきれず物言わぬ廃人なってしまうこともある。


 以上を踏まえて、どう思ったか。答えは変わらず「なぜ奪わなかった……!」
 AFOの”個性”を持ってすればトゥワイスから”個性”を奪うことなど容易だろう。難しい条件はなく、ただ相手の頭部に掌を置くだけなのだから。

 では何故に、奪わなかったのか。僕が思うに、AFOは奪わなかったのではない。奪えなかったのだ。

AFOは、なぜ”個性”を奪わなかった?

 注目すべきはトゥワイスの「過去のトラウマが原因で自身の複製ができない」という点だ。トゥワイスの詳しい過去については、単行本13巻-No.115「アンリーシュ」と24巻-No.229「All It Takes Is One Bad Day」に載っている。

ヒロアカ13巻表紙 ヒロアカ24巻表紙

 内容を簡素に説明すると、トゥワイスは過去に自身の複製同士の殺し合いに巻き込まれた。それが原因で、自分もアイツらと同じ複製なのでは?と疑い始め、自分を複製することが出来なくなった。読者目線なら、トゥワイスの心境を理解できるだろう。

 だが、それがヒロアカのキャラクター目線で、しかも大して親しくない人物だったら?

 トゥワイスが「一身上の都合により俺は俺を作れない!」と言ってきたら、どう思うだろうか?

トゥワイス「一身上の都合により俺は俺を作れない

 用心深い人物なら「”俺は俺を作れない”というのは嘘。実際は、本体だけ安全な場所に隠れて、危険なことは複製に行わせている。つまり目の前にいるトゥワイスは複製フェイク★-_-;」と疑うのでは?

 骨折させるほどのダメージを負わせる以外で、真偽の判別が付かないトゥワイス本体の居場所を特定。そしてAFO自身がトゥワイスのもとへ向かい”個性”を奪う。もしそれが複製の偽物なら、トゥワイスから反感を買い、ヴィラン連合から二倍の”個性”持ちを失うことになるだろう。その上、連合の情報が外へ漏れる危険性もある。

 そのようなリスクを考えるとAFOはトゥワイスから”個性”を奪うことはできなかったのだ。ではAFOは”個性”二倍をどう扱おうとしていたのか。上記のAFOの”個性”説明に書かれているように、彼の”個性”は強奪・付与だけで、”個性”を複製することはできない。よってドクターに頼み”個性”二倍を培養してもらおうとしていた。

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”個性”の培養

 No.260「人生の全て」にてドクター(殻木球大)の研究施設が出ている。”個性”の培養方法については、2022年11月時点では判明していない。そのため、殻木の言う”個性”培養に「どれだけの時間が必要だと!?」がどの程度のものかは分からない。

殻木の研究施設 タイトル

 しかし殻木は、この時点(No.260)ですでにトゥワイスの”個性”二倍の複製に成功している。小さい脳無”モカちゃん”がその二倍持ちである。

 つまり”個性”二倍のストックは手元にあり、AFOがタルタロスから脱出すれば、いつでも渡せる状態にあったのだ。しかし、ミルコらの突入によって”個性”のストックや培養設備は破壊された。その後、No.266「Happy Life」でホークスの手によってトゥワイスが殺害され、この世から完全に[“個性”二倍が]消え去った。

結論:チャンスと時間がなかった

 トゥワイスから”個性”を奪う選択肢は、コストとリスクが見合っていなかったため、見逃すような形で諦めた。そして”個性”の培養については成功していたが、AFOが刑務所にいたため受け取ることは出来なかった。

久々の考察で楽しかった

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2 件のコメント

  • 素晴らしい記事
    ドクターに複製させてた以上復活後に使おうとしていたのは間違いないですもんね
    やっぱりホークスの働きが大きすぎるな・・
    ヒーロー皆の働きでなんとか一時退避させることが出来たけどホークスが内側に入って情報を手に入れなければその機会すらなくヒーロー側は終わってた

    • ありがとうございます!公開しようか悩んでいたんですが、公開して良かったです!
      ホークスの情報が無ければ、絶望的な結果になっていた。ホークス様々ですね。
      トゥワイスだけでも強敵なのに、それがAFOの手に渡っていたと考えたら恐ろしい…!

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