東宝・市川南「『ヒロアカ THE MOVIE ~2人の英雄~』をきちんと当てて、6本目のシリーズ化作品にしていきたい」

株式会社東宝映画社長の市川南さんは6月29日、東宝のアニメ戦略と海外展開、今後の見通しや行いについてインタビューで語りました。
スポンサードリンク

現在、日本の年間映画興行収入の3分の1ほどを1社で占める東宝。今年も『ドラえもん』『名探偵コナン』といった定番アニメがシリーズ最高興収を更新と好調。夏休みアニメの注目作がならぶ。いまや日本映画界を動かす東宝のアニメ戦略を市川南氏(以下、市川)に聞いた。

市川氏は、東宝の軸になる3つの柱 シリーズ、テレビ局、自社制作について語った。

東宝のラインアップでは3本の柱が軸となります。1つは『ドラえもん』『名探偵コナン』といったシリーズもののアニメ。2つ目は、『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』といったテレビ局製作の実写映画。3つ目が、自社で企画制作を行う映画になります。

探偵救命コジラ

市川氏は記者からの『アニメの自社制作はどのような位置付けになるのでしょうか?』という質問に対してこう述べた、
新海誠監督の『君の名は。』は、東宝幹事の作品で大成功した例です。実写の自社制作を増やしてきたのと同様に、アニメもできるだけやっていきたい。これは、これからの4つ目の柱と言ってもいいかもしれません。

『映画 ドラえもん』も『映画 クレヨンしんちゃん』も東宝は配給のみで、出資はしていないんです。『劇場版ポケットモンスター』も長らく同様でしたが、昨年から出資するようになりました。ビジネスとしては、自社制作のほうが利益が大きいわけです。

また、これは新たなパターンですが、今年公開する『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~』は、東宝が幹事を務めるテレビアニメシリーズが劇場版になったものです。これをきちんと当てて、6本目のシリーズ化作品にしていきたいと考えています。

市川氏は最後に「 20年前は、東宝の自社制作は『ゴジラ』ともう1本くらいしかなかったのですが、今年は17本です。これからもアニメ、テレビ局さんとのコラボレーションと同様に、作品の多様性を意識しながら自社制作にも注力していきます。」と語り締めた。

関連リンク



AnimeJapan開催中にヒロアカのプロデューサーが、「ヒロアカはコナンのように毎年公開する映画にしたい」って言ってたけど、個人的な意見としては”やめてほしい”な、毎年公開する映画って大体ものがクオリティ低くなる。(コナン、ポケモン、クレしんはクオリティが落ちない稀な作品)
質の低い映画を毎年出すより、質の高い映画を3,4年おきくらいに公開する方がいいと思う。
東宝は社内に「僕のヒーローアカデミア・カンファレンス」を作ったくらい本気なんだろうけど無理に作ると隙きができるから心配
この記事をシェアする

1件のコメント

ヒロアカはストーリーがずっと繋がってる性質上、映画はあんまり向いてない気がするオリジナルの入り込む隙が少なすぎるただ映画をシリーズ化するってのはいいと思うそこから入ってくる新しいファンもいるだろうし、たくさんの人にヒロアカを知ってもらうためには知名度は大切

名無しのヒロアカ好き へ返信する コメントをキャンセル

日本語の含まれないコメントや、URLが含まれたコメントは投稿できません。(スパム対策)